人気ブログランキング | 話題のタグを見る

オンドゥーラス好きが展開する気ままな話題


by HONDURAS1
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

チベット脱出!

Viernes,08 de abril.
結局、三宮で朝食を取らずにポートターミナルできたのが運の尽き。さきイカと水のみで乗船、夕食まで空腹をかこつハメに。
おかげで船内のレストランで少々自棄食い、自棄飲みで些か散財。
以後その分、カップラーメン等で自粛。中国語学習中のK氏と知り合う。天津北京方面の情報等聴き出す。なんとか為りそうな希望。
以後、何時の間にか渤海湾は雨。終日続くも穏やか。

sábado,09 de abril.Hace bastante mal tiempo.
一日穏やかなるもかなりガスが濃く視界が悪い航路。デッキで陽光を楽しむには程遠い天気。食ったり寝たり読書少々の一日。日本語教師のI氏と知り合う。天津駅へは昨日のK氏もま交え三人同行ということに為りそう。
この日の収穫は風呂。数人ゆったりと足を伸ばせるかなり深めで湯量たっぷりの浴槽を、1時間程独占で来たのはチョーラッキー!かの国のかの人々は日本人程風呂に執着しないのかも、其の間やっと出がけに一人入って来たのみ。オマケにサウナ付きでこちらも独占。昨日のやや不本意を一気に取り返した感じ(^。^)。本日は、無料の朝食を除いて昼夜食共にカップ麺とビールで過ごす。運動不足にはちょうど良いカロリー!

domingo,10 de abril.Hace buen tiempo.
なんとも忙しい一日だった。とは言え、K氏の尽力により遂にやっととうとう念願の“青藏列車”に乗ることができた。時に2011年4月10日、北京時間午後8時!
燕京号下船時は本当にイライラした。到着そのものが2時間以上の遅延。その上、上陸手続きに散々待たされ、我が生涯始めての記念すべき中国大陸上陸は午後5時と、青藏列車発車まで3時間しか無い。天津港でのタクシー交渉、天津~北京市の新幹線チケット購入、北京の旅行社への遅延の連絡等々、どれ一つとってもK氏の支援なくせば為し得なかった。誠に得難い船上での友。感謝感激という言葉はこういう時のため。又、彼に初対面時船内レストランでご馳走した1000円なにがしの元は十分に取れたことになる。新幹線であっという間に北京南駅到着。東京ドームの数倍は間違いなくある駅構内をやっとこさくぐり抜け、駅頭の馬鹿高いぼったくりタクシーを振り切って通りまで歩きやっとタクシー乗車。多分、駅待ちの数分の一の料金だろう。hondurasでも良くやった手。山水旅行社でのチケット受け取り、北京西駅到着まで神経をすり減らす分刻みまさに綱渡りのスケジュールを消化克服、荷物検査等を経て待合室の電光掲示板の約50分前の表示を確認してやっとホッとする。誇張ではなく、命拾いした思い。

lunes,11 de abril.Hace buen tiempo también.
 北京天津の発展ぶりはともかく、鉄道でしばらく行くと景色は一変。悠久の黄土大地は限りなく中国の地表の涯て碧空に迫る。至る所に建設の槌音と変化への躍動を感ずれども、そこには千古不易の中華の佇まいがある。夏周、春秋戦国、秦漢、隋唐、元宋…清帝国と、脈脈と続く中華文明を培った大地である。毛沢東の共産主義も胡錦濤の経済発展した中国も、詰まるところこの黄土大地の産物でしか無い。
私の見た中国観は書物と雖も、眼前にするとも微動だにしない。諸賢、見誤る事なかれ。
2500年の時空を経てもペキラに入水した屈原の屈辱への思いを彷彿。

martes,12 de abril. Hace buen tiempo.
青藏鉄道三日目の朝、軽微な高山病!?のせいか定かではないが幾分頭痛気味で気分悪し。マニアル通り散歩したりことさら深呼吸に務める。そろそろチベットに入ったようで、海抜は4000m前後だろう。最高地点の5067mは未知の領域。
青藏鉄道は、列車や、路線自体は未だ新しいせいでしっかりしているのだが、トイレが不足分気味で汚いのには閉口。オマケに水周りのメンテナンスが悪く、漏水と清掃が行き届かないのとで、トイレや洗面所周りが終日水浸し。こまめな清掃を手抜きして、厚手の絨毯で誤魔化してあるが汚水が染み出しビショビショで不愉快極まる。
あと、7時間半(時差を無視すれば…面倒で計算してない)いよいよチベットの首都ラサ着。
よくワカンないのだが、現地時間午後2時ついにチベットの首都ラサに到着。わずか二日間の滞在、そしてもう二度とくることはないだろうチベット。それにしても、日本の四月と変わらない陽気には驚いた。日本の正月の気候と覚悟して来たのに、とんだ当て外れ。何のための厚手のセーター、股引、富士登山用ジャケット。全く、宝の持ち腐れというか骨折り損のくたびれ儲け。これも地球温暖化の成せる技か!?海抜3600m、どうしても富士山頂並みの気候を予想していた自分が悪いのか。
ガイドの田久さんとめでたく邂逅。ホテルへの車中、中国インタートラベルの小林さんと携帯でことの顛末、無事到着の由などを話す。世界の秘境!チベットと大阪とが直に携帯電話話せるとは!何とも住み辛い世の中になったものよ。

miércoles,13 de abril.Hace buen tiempo.
今日も日本の花見の気候。何とかならない~!! 地の涯てチベットまではるばる来てこの陽気では話にならない。
昨夜予定通り、高山病の症状。何とか三時間程気分を害しただけクリア。午前中、ガイドの田久さんとラサ観光の定番、ポタラ宮見学。100元。例によって、観光名所は取り敢えず行っておく程度の気持ちなので、田久さんの熱心な説明も上の空。と思っていたら、田久さんの口から河口慧海の名が飛び出したのには驚いた。頃を見て自分から切り出そうと思っていたので……。河口慧海の命日は1945,02,24。そして、私の誕生日が何を隠そう1945,02,24。これ以上の仏縁があろうか!これが又、今回の旅の動機の一つでもある。
中国の24時間ニュースCCTVの毎時間ごとのトップニュースが、福島原発の事故レベル7“昇格”とは驚き且つ最悪。何より、その関心の高さは日本での想像以上!あの映像・字幕を見せられたら、日本へ出稼ぎに行っている子の親が「早く帰って来い」というのも納得が行く。日本列島チェルノブイリ化と言っても、過言ではない。何より世界はそう見てる。

jueves,14 de abril.Hace buen tiempo también.
チベットの都ラサに来て三日目、これからチベット第二の都市シガチェに向かう。行程300km、途中の峠は5000m近い標高になりそう。それにしても、何度もくどい感想だが日本の桜の季節と変わらない陽光には、驚きを禁じ得ない。冬支度は全く無用。昨夕、ガイドの田久さんに不要となった厚手のセーターをあげたら、想像以上に喜ばれた。もともとネパールとの国境で、別れの際にあげる予定だったが、田久さんが都合で同行出来ず、急遽昨日となった次第。

viernes,15 de abril.Hace poco mal tiempo.
今日は散々なん日、一日薄ら寒く昨日のシガチェのホテルも、一見豪華だが電気もバスも一定時間まで使えず、それでも何とか寝るまでに洗濯を済ませた。今日は今日で到着したテンリーのホテルは砂漠の中の一軒家、茫漠たる高原に打ち捨てられたような…水も電気もままならない…ホテル。全てに興味を失い不貞腐れて寝て居たら、後着した日本人団体客との歓談の機会を逸す。ガイドとのコミュニケーションのミスマッチのせい。

sábado,16 de Abril.Hace bastante frío  tiempo.
チベット到着4日目、本日は昨日逸したエベレストと遠望に望むも遠すぎてものにならず。5400m我が人生最高到達地点にてお遍路姿で撮影、化石を一個20元で取得、小石2個拾ってお土産としお茶を濁す。氷点下4℃素足に下駄は寒かった。

domingo,17 de Abril.Hace bastante calor.
11時ごろ、念願のネパール入国。45番目の外国。期待通りのローカル色で旅の醍醐味を満喫。何より、息が詰まるような中国、チベットからの開放感がたまらない。カトマンズまでのバスチケット購入からバス出立待ちの間、食堂に入りipadを取り出すと大受け、質問めに会う。未だインターネットは通ぜず。
と、そんな気分を楽しんでいる間に、まんまとお金を取られる。やく36000円なり。

lunes,18 de abril,Hace mal tiempo.Pero bastante calor.
インド行きのバスチケット購入。2800ネパールルピー、日本円でちょうど3000円ほど。こんなもんでインドのデリーまで、行けるのな!?それだけに、昨日の盗難36000円が身から出た錆の不注意とはいえ、残念でなりません。
中国チベットでは当局の縛りがきつく、なかなかインターネットが出来ませんでした。
昨日17日ネパール入りしてやっと自由に為りました。

今は、ホテルのロビーでのWi Fi環境が使えて、ipadから日本語入力できますが、先ほどまでは街のネットカフェからの打刻で、日本語フォントが使えなかったので、止むを得ずローマ字入力としました。これからも、そのような環境での伝言もあるかと思いますが、よろしくお願いします。
臨機応変の対応を期待します。

Hasta mañana.
by honduras1 | 2011-04-19 00:49 | El Camino a Satiago