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オンドゥーラス好きが展開する気ままな話題


by HONDURAS1
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ディック・フランシス37作目・・・カテゴリー読書

私にとってのディック・フランシス最新作「出走」がパトリシア・コーンウェルの「警告」とともに昨日配達されてきた。「警告」もそうだが「出走」も私にとってはうかつだが、読みのがしたというより、買いのがしてしまったモノである。それぞれシリーズもので、前者は37作目、後者は10作目に当たる。よってシリーズとしては最新作ではないが、私にとっての最新作ということになる。ディック・フランシス37作目・・・カテゴリー読書_a0027592_8455278.jpg
私自身の怠慢以上に、取引していた書店のそれに原因の大半があるように思う。というのも、地元の所謂町の中小書店の経営不振が言われて久しく、我が地元の30年来懇意の小さな書店もその例外ではなく、とうとうこの2004年3月閉店してしまった。10年ほど前創業者と思われる主人を亡くしてから、息子さんが勤めていた会社を退職して未亡人の奥さんとともに細々と経営を続けていた。ここ数年は生き残り策であろう有る宗教団体関係の書籍が書棚を占める率が多くなるとともに、一般書の書籍がだんだん寂しくなり、来訪する客もまばらになると同時に経営意欲も尻すぼみになって行くのが感じられました。そういう環境の中で、私が必ず新刊が出たらオネガイします。と言い続けてきた幾人かの作家(ディック・フランシス、パトリシア・コーンウェル、トム・クランシー、クライブ・カッスラー、ローレンス・ブロック、宮城谷昌光、塩野七生、児島襄等)の本の配達もしばしば途切れるようになってきました。私が記述の二書を買い逃し読み逃したのにも、そういう背景が有り改めてアマゾンコムで買い求めた次第。古の読書人の環境は日々悪化、漫然と本の匂いに寄せられて書店歩きに日がな一日を費やす旧来型読書人の楽しみ、もうそんな良い時代は望むべきでないのかもしれない。
by HONDURAS1 | 2004-12-30 08:12 | 読書