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オンドゥーラス好きが展開する気ままな話題


by HONDURAS1
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人類の危機について

jueves,03 de julio. Hace poco buen teempo.
かって、平成の初め頃だったと思うからもう15年以上前になると思う。「誰が中国を食わせるのか」とか云う題名の著書で、長い革命のトラウマや権力闘争の桎梏からようやく脱して、経済がよちよち歩きはじめた中国と世界の未来を案じてある学者が警告していた。

その警告というか心配が今現実のものとなっている。13億の民が米欧並みの車を所有、衣服をまとい、豊かな食卓を目指している。結果、世界の資源や食材は中国に吸収され、価格の高騰を招いている。

中国だけではない。続いてロシア、インド、ブラジル、アフリカ・・・と、30億を超える民が豊かさを求め陸続と資源収奪戦争に参加しはじめている。この流れが止まない限り、地球はもう人類を養い得ない。資源の枯渇はもとより、高騰は想像を絶するだろう。10年後には、今の石油1バーレル100数十ドルなど、幸せな時代だったと全ての人が懐かしむようになるだろう。対応を謝れば、1バーレル500ドル、1000ドルの時代が来る。

そのとき、人類はどう対処するのか!?
価格協商、経済競争で済んでいる内は良い、そのうち露骨な生き残り競争をかけた武力闘争になるのは必至である。あらゆる条約や同盟も、過去の国家間の愚かな抗争の歴史を克服できるほど人類は賢くなっていない。新たな21世紀版帝国主義が台頭してくる危険すら有る。

この危機に対処するには、人類全体がその危機を共有、そのライフスタイルを根本的に変えるしかない。その解答は車社会からの脱却しかない。

そもそも、人が単に移動すると云うために、個々に1トンの鉄の箱とエンジンを所有し、化石燃料を消費し移動できると云う贅沢が許されたのは、人類数十億(年代によって変わる)人のうち、最大限見積もってもアメリカと、ヨーロッパの5億人程度に、それも194,50年代から80年代ぐらいまでのたかだか半世紀に過ぎない。地球にとっても人類にとっても一部の地域一時期の贅沢であったことを自覚すべきである。これを今後数十年以内に100億人に迫る人類の全てに、地球全域に普遍化することに地球が耐えられる訳がない。

早急の自家用車の個人所有の禁止、ガソリン、リッター1000円社会に移行し、公共移動手段の充実による代替を図ることが肝要。そして、全ての人が利便の追求こそ善であるとの価値観を転換、不便を甘受する哲学を身につけるべきである。

そうしない限り、人類の22世紀はやってこない。廃墟の地球が残るのみである。生態系のキャパシティーを越えて、中米の密林に瓦解したマヤ文明の全地球化が50年以内に確実に起こるであろう。

明日間にあわ~な iHasta man~ana!
by HONDURAS1 | 2008-07-03 09:12 | 徒然日記